買取で古い・状態が悪い不動産を売る
買取は状態が悪い不動産を売るオススメの方法です。
売れない不動産のよくある特徴として「古い」「傷んでいる」「汚い」ことがあげられます。売却したい不動産が古い建物であったり、構造や設備の状態が悪い場合には「売却した後のトラブル」に不安を感じるオーナーも多いでしょう。
買取なら古くなって状態が悪い不動産でも、安心して売ることができます。買取をオススメする不動産の特徴を解説します。
買取なら状態が悪い不動産を売却できる
買取で安全に売却
買取なら「状態が悪く汚い」「築年数がたち古い」不動産を安全に売却できます。
状態が悪い不動産を売却する場合には、「設備の故障や水漏れなどの構造上の問題」や「そもそも不動産が売れない」といったトラブルや問題が起こる可能性があります。
買取の場合、仲介による売却に比べて売却金額が低くなる可能性が高いというデメリットがありますが、買取は不動産のプロである不動産会社へ売却するため、トラブルが起こるリスクがなく安心して売却できるメリットがあります。
買取をオススメする不動産の状態
築年数が古い不動産は買取で隠れたトラブルを解決
不動産の状態が古い場合には買取がオススメです。
築年数が古いマンションや戸建でも、大切に住んでいれば築年数が古くても室内をきれいに保つことは可能です。しかし、マンションの場合には所有者の持分である専有部分とマンション全体で共有の持分である共有部分が管理規約に定められており、所有者の持分である専有部分とは目に見えない壁・床・天井の内部にまでおよびます。マンションの共用部分から専有部分に引き込まれたガス管・水道管や電気配線など目に見えない箇所も築年数と同様に古くなっているため、過去にリフォームやリノベーションなどの修繕工事をしていない場合には注意が必要です。
管理体制が良好なマンションであれば十数年に一度は大規模修繕工事を実施し状態を維持しますが、専有部分の修繕工事をすることはありません。共用部分に関しても排水管や水道管などの寿命は25年程度といわれているため、水漏れ・漏電による火災など予期せぬトラブルが発生した場合に予想外の出費が発生する可能性があります。
戸建の場合には土地上の建物だけではなく、水道・ガスなどの配管の傷みや、引き込みが前面道路ではなく隣地からでトラブルになる場合もあります。さらに所有している土地の埋設物など、古ければ古いほど何らかのトラブルが起こる可能性が高いでしょう。
買取会社は古い不動産のリスクを見抜いたうえで買い取るため、オーナーはリスクを回避して安全に売ることができるのです。
傷みや汚れている不動産は買取でお金をかけずに売却
不動産の傷みや汚れがひどい状態なら買取がオススメです。
「湿気でカビが」「子供が落書きを」「水回りに水垢が」「ペットの臭いが」「賃貸前はきれいだったのに」など、マンションや戸建が汚れや傷みで状態が悪く修繕が必要な場合は、売却前にリフォーム費用として数百万円単位の金額を負担しなければならない可能性があります。ただし、リフォーム費用をかけた分だけ高く売れるというわけではないため注意が必要です。リフォームした箇所だけ目新しくなり浮いて見えてしまったり、リフォーム後の室内を気に入ってくれる購入希望者が見つからず売れ残ってしまう可能性も考えられるため、支払ったリフォーム費用が長期にわたって戻ってこないリスクが新たに発生してしまうのです。
また、リフォームするにしてもキッチン・ユニットバス・洗面所・トイレ・壁紙・床材などの設備や部材は各メーカーごとに価格によるランク分けや色見・素材が違うものが用意されていたりと、とにかく選ぶ手間がかかります。安価なものを選ぶとそれなりの見栄えになってしまい、印象が良くなるどころか悪くなってしまうリスクもあります。
大規模なリフォームやリノベーションをして再販売をおこなっている不動産会社の買取なら、汚れや傷みがひどく状態が悪い不動産でも、リフォーム出費や手間をかけずに早期に売ることができます。汚れや傷みがある不動産の場合、売却した後に手元に残る金額を考えると買取をオススメするケースです。
解体が必要な不動産は買取で建物のリスクを回避
古くて状態が悪い解体する必要がある不動産は買取がオススメです。
外観・室内の状態が悪く古いと構造の不安から「購入価格に加えてリフォーム費用が余計に掛かる」と割高に感じさせてしまう傾向があります。立地が良い不動産であっても、耐震面の問題や今後発生する修繕工事などの維持費がネックとなり売れないこともありえます。価格を下げて売ることはできたとしても、後々トラブルに発展するリスクが高いといえるでしょう。そこで考えられる建物を解体してから土地のみを売る方法は、解体費用がかかることはもちろんのこと、建物を解体した土地の固定資産税は高くなるためランニングコストが増えるうえに、解体した土地が必ず売れる保証はないため注意が必要です。また、木造・RC造などの構造によって解体費用が高額になってしまい、お金に余裕がなければ解体ができず、いつまでも売却できないということも起こるでしょう。
買取なら解体が必要な不動産でも問題なく売ることができます。買取の場合、解体費用を負担するのは買取会社です。解体した後は、注文住宅用の土地としての販売や、新築戸建を建て直して再販売をおこないますが、解体の費用が業者の方が安くなるため、解体してから売るよりもオーナーの手元に残る金額が多いケースもあります。
買取で売却できない不動産を売る
相場で売れない不動産は買取を検討
売却を仲介へ依頼しても売れない不動産には、どのような理由が考えられるのでしょうか。
通常の仲介の売却であれば、販売活動によって周辺エリアの購入希望者には既に認知されているため、不動産の状態に対して価格が高いなどの理由が当てはまります。
このまま売却できない状況が続けば「売れ残り物件」などの悪いイメージがついてしまい、さらに売却するのが難しくなってしまいます。値下げを繰り返して徐々に安くしていくよりは、早いタイミングで買取に売却方法を変更した方が、手元に残る金額も増える可能性があります。
買取会社は再販売による利益を見込むため、売れなかった価格から逆算して買取価格を算出します。価格を下げてからでは、買取金額も安くなり、オーナーの手元に残る金額が減ってしまう可能性が高いことも覚えておきましょう。
また、不動産の買取では仲介が間に入っていると仲介手数料がかかるため、不動産買取は直接オーナーから買取をおこなっている買取会社へ依頼するのが賢明です。
ここまで「不動産買取は古い・状態が悪い家を売るオススメの方法」について解説しました。
状態が悪い・古い・傷んでいる不動産は買取がオススメの売却方法です。買取でしか解決できない問題も不動産にはあるため、オーナーにはメリットが多い売却方法です。買取で不動産を売るなら、お手元に少しでも多くお金が残せるように、信頼できる買取会社への依頼をオススメします。
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